貧血の
予防
 

特に鉄分の補給を
充分に

  1. 貧血の頻度
   
   

妊婦の10人のうち3人は貧血で、しかもその95%は鉄欠乏性の貧血です。 赤血球の数が360万/mm3以下か血色素(赤血球の中 野赤い色素ヘモグロビン)の量が 11.0g/dl未満、ヘマトクリット(全 血液中の血球成分の割合)の値が34%以下の場合が貧血です。

  2. 鉄分の補給
 

 

 

貧血の強い人は鉄のストックがなくなっているので、充分鉄をとるとともに、 血色素をつくるもう一つの材料の良質の蛋白質及び造血をたすけるビタミンや葉酸も補給しましょう。

  3. 鉄の必要量
 

 

 

妊婦の血液の増加、胎児一方的な母体からの鉄の吸収、分娩出血と授乳のため、 妊婦から産褥にかけての1日の必要量は非妊時の10mg の1.5倍、15mg以上です。

  4. 鉄の多い食品
 

 

 

ほうれん草・レバー・卵黄・チーズ・干し魚など

  5. 貧血の影響
 

妊娠カレンダー
妊娠の生理
胎児の健康管理
妊娠高血圧症候群
貧血の予防
血液型不適合
妊娠中の異常
妊娠中の栄養
出産前の準備
産後の身体の
 回復と避妊

男女の産み分け

 

貧血すると、赤血球つまり酸素をはこぶものの数がへったり、一つ一つの運ぶ量が少なくなるので、いろいろな臓器に酸素欠乏が起こり、めまい、立ちくらみ、息ぎれ、冷え、疲れなどがでる他、心臓 は血流をはやめようとして負担がかかり(どうき)、赤ちゃんの発育もさまたげられます。また出血しやすくなるため、分娩時に大出血をおこしたり、産後の回復がおくれます。

   
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