妊娠の生理
-- 早期発見、早期治療、定期検診は必ず受けましょう --

妊娠にともなう
母体の変化
 
無月経
体温の上昇
乳房の発育
全身倦怠感
嗜好の変化
色素沈着
体重増加
胎動の自覚
感情の変化
内臓の充血

1. つわり
 

 

 

つわりの程度は、人によってかなり差があります。おなか がすいたときに、 ちょっと食べ物の臭いが気になる程度の人 から、水を飲んでも吐いてしまう、 という重症の人まで、その症状は様々です。たいていの人は、軽い吐き気、 食べ物の好みが変わる、臭いが気になる、食欲不振などということ で、つわりを感じるようです。つわりは妊娠5〜10週間に出現し、16週頃にはほとんどおさまります。対策としては、たべやすいものだけを食べる、 友人などと会って気分転 換をする、食事の用意がつらいときは外食をする、 おなかがすくと吐き気がする場合は、軽く食べられる物をいつも用意 しておく、 などを心がけましょう。 つわりはかなり気分に左右されるので、家にこもっていないで、楽しく過ごしてください。 この時期は、まだ胎児の栄養を心配する必要はありませんから、 たべられなくても気にし ない様にしましょう。 ただしつわりがあまりにもひどく極度 の体重減少などを伴うようであれば、 ビタミン欠乏症や、肝機能障害、しいては脳症状も起こしうるため専門医に相談しましょう。


2. 便秘

 

 

 

妊娠するとホルモンが変化します。そのせいで腸の働きが 弱ったり、大きくなった子宮が腸を圧迫したり、運動不足などもあって便秘がちになります。 特に、妊娠後期に便秘に悩 む人が多いようです。繊維の多い野菜を食事に取り入れたり、 朝、牛乳や水を飲む、適度の運動をするなどを日頃から心がけましょう。がんこな便秘の場合は、 医師に相談しましょう。


3. おしっこが近い〜頻尿〜
 

 

 

大きくなった子宮が膀胱を圧迫したり、膀胱周辺がうっ血 して、 おしっこが近くなります。おしっこをがまんしている と、 膀胱炎や腎孟炎になりやすくなりますから、がまんしな いようにしてください。特に妊娠末期になると、 さがってきた胎児の頭が膀胱を圧迫し、 頻尿になることがあります。また、おなかに力が入ると、尿が漏れることがありますが、 これは筋肉の働きが鈍り、組織がやわらかくなったためですから心配はいらないです。 機会をみつけて肛門を意識的に締めたり、 おしっこを途中でとめたりする練習を繰り返してみるとよいでしょう。


4. おりものが多い
 

 

 

妊娠すると、分泌されるホルモンがかわりますから、 どうしてもおりものは多くなります。 毎日入浴して、体を清潔に保っていれば、心配することはありません。 ただ、生理的なおりものだけでなく、カンジダ膣炎やトリコモナス膣炎などになりやすいので、 かゆみや痛みを伴うと き、またはおりものの色がふだんと全然違うときは、 医師の診察を受けましょう。


5. かゆみ、かぶれ
 

 

 

ホルモンの分泌が変わったために、妊娠中は皮膚が敏感にな り、 おなかや腰のまわりがかゆくなったり、化粧品を使うとかぶれたり、 小さいことが原因でジンマ疹ができるなど、 ふだんはでてこない症状がでることもあります。


6. おなかが張る
 

 

 

立ち続けていたり、長く歩いたとき、急に温度が下がった時などに、 おなかが少しかたい感じになることがあるでしょ う。こういう状態を“張る”といいますが、 これは子宮が少 し収縮したために起こるので、日に数回は普通です。 しかし、おなかの張りが強くなったり頻繁になったら、横になり、休みましょう。 30〜60分たっても、張っている状態がおさまらないときは、 医師に相談しましょう。


7. 腰や背中の痛み
 

 

 

妊娠中は、重い子宮を支えるために、いつも背骨をそらせた姿勢をとっています。 そのため、背筋がいつも緊張した状 態になり、腰や背中に負担がかかって痛むのです。 また、お産の準備のために、骨盤の骨の結合部分がゆるみ、 腰痛の原因になることもあります。 どちらもお産がすめば解消されます。 予防としては、普段から運動をして、筋肉を鍛えておくこと です。 妊娠中でも軽い体操を続けていればふせげます。


8. 胸がつかえる
 

 

 

妊娠末期になると、大きくなった子宮によって胃が押し上 げられます。 その上胃や腸の働きも鈍り、胃で消化して十二 指腸に出て行くのが時間がかかるため、 いつも胸がつかえたような感じがするのです。 食事もいっぺんに食べようとしないで、少しずつ何回に分けて食べると良いでしょう。 栄養のバランスに気をつけ て、、、


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  9.  こむらがえり
     
    急に足を伸ばしたり、寝返りを打つと、こむらがえり (足 がつること)がおこることがあります。 妊娠中は子宮が下半身を圧迫するので、血液の流れが悪くなり、うっ血状態になっています。 そのため、こむらがえりになるといわれていま す。 またカルシウム不足で起こるとも言われています。運動不 足だとおこりやすいので、 軽い運動をしましょう。
     
  10. 手がしびれる
     
    朝おきぬけなどに、指が動かしにくかったり、しびれたようになったり、 感覚が鈍くなる人は多いようです。
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